さちこの色々

アラサー独身一人暮らし満喫中のさちこです。考えたこと、好きなもの、行ったところなどをのんきに更新していきます(*^^*)

国立西洋美術館へ行きましたよ

母と上野へ

先日、母と上野の国立西洋美術館へ行ってきました。
現在「ロンドン・ナショナルギャラリー展」が開催中(~10/18)なのですが、
今回の我々の目的は、常設展の奥の奥のそのまた奥で開催された
「内藤コレクション展Ⅱ『中世からルネサンスの写本 祈りと絵』」(~8/23)です。

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ここでいう写本とは、中世ヨーロッパにおいて修道士によって製作された、聖書や古書の複製本のことを指します。
15世紀に活版印刷が発明されるまでは、本の複製は手書きだったり、手書きのページをまるごとハンコにしたようなものが主流だったようですが、
この写本はただ文字を書き写すだけでなく、装飾文字や細密画などが施されており、大変にカラフルで美しく、さながら芸術作品のようなのです!

私も母もクリスチャンではありませんが、20年ほど前から中世やルネサンス期の宗教音楽に縁があり、音楽だけでなく当時の絵画や文化にも浅ぁーーーく親しんでおります。

 
展示を見て回る

せっかくなのでと、企画展の時間指定チケットを購入していたので、その受付時間まで常設展を見ることにしました。
かなりじっくり見すぎて、内藤コレクション展にたどり着くまでにめちゃくちゃ疲れました(笑)途中でお茶したかった(笑)

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今回買ったポストカードの一部です。8枚入りでした♪

ポストカードからはほぼ分かりませんが、本物の写本には金箔が施されている部分もあるんです!
文字も印刷したように揃っていて、何から何まで細かい。
受胎告知(左上)やキリストの生誕(左下)が描かれているものもあります。


細かい作業に脱帽っす

ひとりの修道士がただひたすらに書き写して装飾までしていたわけではなく、どうやら分担作業だったようです。
そりゃそうだわ、こんな細かい作業、技術習得だけでおじいちゃんになっちゃうわ!

装飾写本の作り方を細かく紹介した、とある羊皮紙製造工房さんのホームページを読ませていただきました。
ただ解説するだけでなく、装飾写本を実際に作ってみちゃうという…すぎょい!すぎょすぎる!!
ぜひ、ご覧ください。写真付きでとても詳しく分かりやすく解説してあるので、いかにすぎょい作業か分かるかと思います。

[http://www.youhishi.com/manuscriptmaking.html]
(羊皮紙工房)
※リンクって貼ってもいいのかな…もし問題等あれば教えてください。

 

企画展も見ましたよ

もう、常設展だけでクタクタで、正直、企画展のナショナル・ギャラリーの方は流し見でした…(笑)
「も、もうおなか(目)いっぱい…」と言いながら、人々の間をくぐり抜けました。
でも、初来日のフェルメールゴッホのひまわりはちゃんと見ましたよ!
なんせ1,700円払いましたんでねぇ!!
でも、疲れ果ててたのであまりちゃんとした感想なくて…(笑)


4年ほど前にロンドンへ行った際にナショナルギャラリーは訪れているんですが、その時も作品が多すぎて流し見してしまいました。
今回来日した作品群もきっとその時に見たのだろうけど、何も覚えちゃいませんでした。
き、きっとみんなもそんなもんだよね…(^ω^)

f:id:sachiko_no_iroiro:20200910235044j:plainででーーん!

でも、1,700円でこんなにクタクタになるまで堪能できるなんて。
かなりお得な、美術館デーでした。大満足!!