母娘京都紀行(二日目)
本日もありがとうございます。
先日の続きです。
京都旅行二日目です。
大原へ
二日目は大原観光のため、三条京阪前から京都バスで大原まで。
三条京阪のバス停の近くに「駅伝発祥の地」の碑が。
1917年に「東海道駅伝徒歩競争」が開催され、スタートが京都三条大橋、ゴールが上野の不忍池だったそうです。
バスに揺られ、約45分くらいで大原に着きました。
大原はベニシア・スタンリー・スミスさんの「ネコのしっぽカエルの手」という番組で知りました。
ベニシアさんが大原が気に入る理由が分かります。空が広くて空気が気持ちいい。
呂川・律川
三千院に向かう途中、呂川(りょせん)という川があります。
三千院を挟んで反対側には律川(りつせん)があります。
これは大原発祥の声明(しょうみょう)の呂と律という音から由来しています。
「呂と律の音の使い分けがうまくできない」ということから、「呂律が回らない」ということばができたようです。
三千院の阿弥陀三尊像は国宝です。
阿弥陀様を納めているお堂は天井が船底のようにとんがっています。
中に入らないと分からないかも…
その天井には極楽浄土の様子が描かれており、肉眼で確認することは難しいですが天女やたくさんの仏様のお姿があります。
(↓こんな感じでとんがっております)
当時はこんなに鮮やかだったそう!!!
復元模写は三千院の「円融蔵」で見ることができます。
天井だけでなく、お堂の柱もカラフルに再現されておりイメージがガラッと変わります。
青が使われているのが、私としては驚きでした。
ぜひ円融蔵へ!!!
三千院のおみくじは日本最古と言われているそうです。
母も私も凶…(^ω^)
でも、三千院のおみくじは凶が多いらしいから…!!!
後から知ったのですが、おみくじの内容が分からなければお坊さんに教えていただけるそうです。
来迎院
天台宗の声明の修練道場として良忍上人が建立。
鎌倉時代の盛期には49もの寺坊があったといわれています。
声明を練習する声が、大原中に響いていたでしょうね。
音無の滝
来迎院の先をさらに10分ほど上っていくと、音無の滝があります。
三千院は割と参拝客いたのに、だ、誰もいない…
その昔、滝に向かって声明の練習をしていた僧の声と滝の音が同調し、滝の音が聞こえなくなったということから「音無の滝」と呼ばれています。
母が「数年前より水量が少ないような…」と言っていました。
実光院
「不断桜が咲いています」という張り紙を見て拝観いたしました。
庭園に出た時少し雨が降っていたのですが、私の左側は雨、右側は晴れていたんです!
降雨の境にちょうど立っていたようで、「奇跡~♪」母とワイワイ喜んでいました(^ω^)
声明で音程を確認するための石琴がありました。
サヌカイト製で、半音音階になっています。
勝林院
こちらも声明道場として建立されています。
とても広々として気持ちのいい境内です。
こちらの阿弥陀様、なかなか素敵なんですよ…♡
ただ、なかなかお堂自体に年季が入っておりまして…
檀家さんも信徒も持たないため、改修資金が足りないとのこと…
母と心ばかりの寄付をいたしました。
まだまだ雪も降り続きそうですし、心配です。
由緒ある寺院なので、どうか後世に残りますように。
宝泉院
こちらのお庭がまた素敵でした。
樹齢700年の松。
その松を眺めながら、お抹茶とお菓子をいただけます。
お抹茶を楽しむ母w
二種類の水琴窟も楽しめました。
水琴窟を楽しむ私w
奥にある宝楽園というお庭も素敵でした。
「仏神岩組雲海流水花庭」を趣向したお庭だそうです。
寂光院
大原の最後の目的地は寂光院です。
冬至だったからか、かぼちゃの煮物をいただきました( ^)o(^ )
こぶしくらいの大きさの煮物でテイクアウトでしたが、帰りの新幹線でいただきました。
お守りも母とおそろいにしました。
水引で作られた沙羅双樹のお守りです。
強くて素敵な女性でいられるためのお守りだそうです。
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いやぁ、母との旅行はいつも学びが多いのですが、今回も充実していました。
こんなご時世だったのでかなり迷いましたが、思い切っていかせていただきました。
笑顔で迎えてくださった方々、本当にありがとうございました。
早くまたいつも通りに気兼ねなく旅行に行ける日が訪れますように。
本日もありがとうございました。
では、ごきげんよう!