ひとり静岡旅行(2日目)
静岡旅行、2日目です~
朝ごはんはホテルでいただきましたが、現在はコロナ禍のためお弁当を配っていました。お部屋でのんびりいただいて、チェックアウトを。
芹沢銈介美術館
今回の旅行の本命は、芹沢銈介美術館へ行くことでした。
芹沢銈介(1895-1984)は静岡県出身の染色家で、1956年に人間国宝に認定された人物です。
「民芸」という言葉の生みの親、柳宗悦のもとで民芸運動に参加します。
うっひょ~~~~!!やっと来られたぁぁぁあああ!!!
荷物をロッカーに預けて、見る態勢を整えます(笑)
もう、パンフレットからして素敵すぎて、何種類も貰ってきちゃいました(笑)
貰いすぎ(笑)
沖縄の染物の「紅型(びんがた)」に強い影響を受けたためか、とても色鮮やかで躍動感がありますね。
人物、風景、植物、動物、文字など、本当に様々なモチーフを作品にしています。
芹沢の作品には、優しさが溢れています。見ているだけで笑顔になるものもあれば、崇高な気持ちになるものもあります。
途中、30分ほどのドキュメンタリー番組を視聴できるコーナーがありました。
芹沢と一緒に働く人たちの笑顔や、仕事に対する真摯な姿勢が印象的でした。
真っ直ぐな人の周りには、その姿勢を支える温かい人が集まるんだなぁと改めて思いました。
柳宗悦の似顔絵の型染がありましたが、もうなんていうか、神様みたいに描いてありました。後光がさしてるというか、心から信頼し尊敬していたのがひしひしと伝わってきました。
芹沢の家の広間には柳の写真が飾られ、柳のことしか「先生」と呼ばなかったそうです。
芹沢は文章をほとんど残していないそうですが、作品からだけでも芹沢の強い意志と優しい人物像が分かります。
とっても豊かな気持ちになりました。思い切って行ってよかった!!!!
ここは建物もとんでもなく素敵なんです。「石水館」というそうです。
その名のとおり、外観は石造りの外壁で重厚感があり、建物で囲むように池もあります。
めっちゃ一部分しか撮れてないですが(笑)、こんな感じです。
内観は撮影できなかったですが、展示室もとっても良いのです。
芹沢の家もありました。
1987年に東京の蒲田から移設されたそうです。
私、どうしても建物の移設ってイメージが湧かないんです。すごすぎません?(笑)
豪華な装飾もなく、いたってシンプルな佇まいですが、ここにも芹沢の人柄が表れているような気がします。
芹沢の「ぼくの家は、農夫のように平凡で、農夫のように健康です。」ということばが印象的です。
はぁ~~~、行けてよかった。大満足です。
登呂遺跡
芹沢銈介美術館の横には登呂遺跡が広がっています。
疲れ切ってしまったので、登呂博物館はちょろりとしか見られませんでしたが、貫頭衣を着た係の方が、弥生時代の米の搗き方や石包丁の使い方をレクチャーしてくださいました。
弥生時代の黒米を使ったおにぎりも食べられるようですよ。
外には田園が広がっており、黒米の稲も風に揺られていました。
昔習った、高床式倉庫や竪穴式住居も再現されていました。
黒米の稲は、当たり前だけど黒い!
竪穴式住居に入ってみましたが、暗いですねぇ。
家で火を焚いて調理などもしていただろうけど、暗い暗い。あの中で生活してたのかぁ…日中は外での活動が多かったからなんでしょうかね。
今はコロナの影響で、火起こし体験や土器炊飯ができないそうですが、家族連れのお客さんがたくさんいました。
早く、また再開できるといいですね、本当に。
海鮮丼としぞーか(静岡)おでん
帰りのバスは16時出発。1時間ほど時間があったので、遅めの昼ご飯を食べることに。
静岡駅構内にある「三久」というお店に入りました。
駿河丼とおでん!しぞーかおでんっていうのかな。
お、おでんが美味しすぎてたまげました(笑)
黒はんぺん、初めて食べました。魚介の味が濃い!
本当は、ビールでも飲みたかったのですが、高速バスなのでね…車酔いが怖くてね…(´・ω・)
ちょっくら渋滞に巻き込まれましたが、無事に帰着いたしました。
一人美術館巡り、めっちゃ楽しかったです。ハマりそうです(^ω^)
買ってきたお土産は、また別に記事にしようかな~(ただの自己記録)
寒い日が続きますが、お身体ご自愛ください。
では、ごきげんよう~