さちこの色々

アラサー独身一人暮らし満喫中のさちこです。考えたこと、好きなもの、行ったところなどをのんきに更新していきます(*^^*)

ラジオとの出会い

私がラジオと出会ったのは、小学校高学年の頃でした。
当時、ジャニーズが大好きな友人がいて、その友人から「ラジオ番組に嵐のコーナーあるから、録音したらカセット貸してあげるね!」と、鼻息荒げに言われました。
私も、当時はジャニーズのお兄さんたちは「かっこいいなぁ」と憧れていたので、そのカセットを楽しみにしていました。

「さっちゃん!これ!聞いてみて!今週も面白かったから!!」と鼻息ふんふんさせながら渡されました。
家に帰って、早速ラジカセで聞いてみました。「お~これがラジオ番組かぁ」
いつもキメキメで歌って踊っているお兄さんたちが、なんだか楽しそうにしている…
れからは、私もそのコーナーが始まる時間に合わせてラジオを聴くようになりました。

私の部屋にあったラジカセは、ひとつのスイッチつまみを横に少しずつカチカチとずらすことで「電源→ラジオ→CD」(カセットは別スイッチ)と切り替わるものでした。
なので、ラジオを聴く時は、ちょっと控えめにスイッチをずらさないと、一気にCDの方までスイッチがずれてしまいます。
逆に、CD聴いた後に電源を切ろうと思っても、左にずらすのが甘いと急にラジオが流れたりして、とてもビックリしたものです。
「この設計、ちょっと改善した方がいいよなぁ」と幼心に感じていました(笑)

6年生になると、私は平井堅に夢中になっていました。
「KISS OF LIFE」や「Strawberry sex」「大きな古時計」「Missin'you~It will break my heart~」など、かなり有名な曲がどんどんと出ていた頃です。

ある日、CDを聞き終わった後に電源を切ろうとしたのですが、ずらすのが甘くてラジオがついてしまいました。
しかし、流れていたのは平井堅の曲!テンション上がって、聴いていました。
「はぁ~聞けて良かった!」と思って電源を切ろうとしたその時、

「はい、お送りしたのは”私”、平井堅の…」

「ん…?今、”私”って言った?」

真相を確かめるために、しばらく聴き続けることに。
段々と、確信に変わりました。「え、これ平井堅じゃん!!!」
平井堅がMCを務める番組でした。本当に偶然出会った番組でした。
もう、そのまま正座して聴き続けました。あまり音質もよくなかったので、スピーカーに耳を近づけながら一生懸命聴きました。「平井堅って関西なまりなんだぁ…」

そして番組終盤。最後の「バイバイ」だか「ばいなら」だかという挨拶が悲しすぎて、とんでもなく切なくなった記憶があります。エンディングのすぐ後に流れた、やけに明るいCMも、余韻をぶち壊すようでやるせませんでした。

それから、私はその番組を毎週聴くようになりました。
普段見せないお茶目なところや、リスナーからのエピソードなど、本当に楽しい時間でした。小学生にはよく分からない話もあったと思いますが、平井堅と過ごせるあの時間が大好きでしたね。
読まれたことはありませんが、FAXしたこともあります。たれぱんだの印刷してある紙に書いて送りました(笑)
「あなたの失敗談」というテーマでしたが、私は朝の会で聞いた担任の先生の酔っぱらった時のエピソードを書いて送りました(笑)そりゃ読まれんわ(笑)

中高生になると、携帯電話に夢中になってしまったせいか、あまりラジオは聴かなくなりました。

次によく聞くようになったのは、大学生になってからです。
嵐の番組も平井堅の番組もFMだったので,その流れのままFMを聴いていました。
でも、なんとなくあのオシャレな雰囲気についていけなくなってきました。
「カフェ」「ロハス」「六本木」…なんだなんだ、この居心地の悪さは。

当時の私は、AMラジオの盛り上がり方も少し苦手でした。
長年のコアなファンしか受け付けないような、ちょっと閉鎖的な雰囲気を感じてしまっていたのです。

「でも、誰でも最初は初めてなんだし、少しずつ慣れるかな」と思い、聴き始めたのが「大沢悠里のゆうゆうワイド」でした(笑)
大学生にしては、ちょっと渋すぎなチョイスでしたが、私はこの番組が大好きになりました。毒蝮三太夫の大声や、永六輔のコーナー、お色気大賞などを聴きながら何か作業をする。「ながらラジオ」を楽しめるようになってきました。
それからは、AMラジオをよく聞きます。MCとリスナーとの距離が近い気がするのです。

メイク中、晩御飯の支度中、洗濯物を畳む時、歯を磨きながら毎日ラジオを聴いています。
音声だけのエンタメですが、それは笑いや情報だけでなく、時には心を揺さぶるような感動を与えてくれます。人にはそれぞれたくさんのストーリーがあるんだなぁと実感します。
世の中の、自分以外の人生観を垣間見られる気がします。

長くなりました。読んでくださってありがとうございます!
では、ごきげんよう